この度　インプレクサス・アートギャラリーでは、岡田卓也「透明な時間」を開催いたします。
岡田は「積層=精神と時間の蓄積」というコンセプトの下、油絵具、アクリル絵具、蜜蝋、ポリエステル樹脂とさまざまな素材を用い、立体・平面という作品形態に縛られる事なく多くの「層」のある作品を制作しています。色や形が重なり合う作品からは、年輪や表皮、地層を連想する事ができます。そこには、時間の流れや　行為、記憶までも息絶える事なく積み重なっているようです。
今展では、グラスキャンバスにエンカウスティーク、油彩による新作品を中心に立体作品と合わせて約 25点を展示いたします。3年振りの個展をご高覧いただければ幸いです。

［作者のことば］
僕にとって「積層」とは、精神と時の蓄積によって成り立っている人生や歴史というものの象徴であり、積み重ねで成立するものは美しいに違いない！とこれまで口外してきたけれど、つまりこれは、「生きる」ことへの讃歌なんだなあと感じる今日この頃です。

アーティストプロフィール
１９６９　愛媛県宇和島市生まれ、岩手在住
１９９４　岩手大学教育学部特設美術科卒業
主な個展
１９９８　Gallery Q（東京 99、05、13）
２００２　N.E.blood21 vol.1（リアス・アーク美術館　宮城県気仙沼市）
２００８　N.P.blood21 vol.3(北網圏北見文化センター美術館　北海道北見市）
２０２１　-積層works 1998-2021-(implexus art gallery 盛岡市)
主なグループ展
２００７　奥の若手道　N.E.blood21～東北・北海道の明日～（リアス・アーク美術館／宮城県）
アート・記憶・場所　（岩手県立美術館　岩手県盛岡市）
２００９　街かど美術館　アート@つちざわ　（岩手県花巻市）
２０１０　SHIGAMI ART WARK  （石神の丘美術館　岩手県）
２０１４　リアス・アーク美術館　開館２０周年記念展
２０２０　第20回三井不動産商業マネジメント・オフィース・エクスビション
その他
１９９６　平成八年度岩手県美術選奨
２００１　第７回KAJIMA彫刻コンクール　入選