インプレクサス・アート・ギャラリー

長谷川誠展 -視程-

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Exhibitions

長谷川誠展 -視程-

2023年2月17日(金)~3月11日(土)
Open:11:30-18:30 月・火は休廊
オープニング:ギャラリートーク 2月18日(土)15:00~  
作家在廊日2月17日(金)、18日(土)、19日(日)、25日(土)、3月 4日(土)、 5日(日)の予定

「Trace-07」

「霧の様態-01」

「Trace-08」

この度 インプレクサス・アートギャラリーでは、「 長谷川誠展 – 視程 - 」を開催いたします。

長谷川誠は、秋田に生まれ、岩手を拠点に県内外で積極的に作品発表を続けてきました。東北の自然の中での体験を基に、様々な素材を活用し、平面、立体、インスタレーションと多様な表現を展開しています。

“視程”とは、大気の見通しであり、肉眼で物体が確認できる最大の距離の意味です。自然界では霧、靄(もや)、霞(かすみ)、雪、霙(みぞれ)、雹(ひょう)、雨などが視界に影響を与えます。

今展では、主に蝋または熱溶融形接着剤を介して作品の中で起こるさまざまな認識の深度を自然の中で体験する視程と重ねて制作した新作を展示いたします。

 

作品についての作者のことば

アウトドア関係の印刷物をある意味、絵画におけるメデュウムとして用いている。印刷物は企業のコーポレートイメージとしてカタログの表紙を飾る。ロゴ等をアクリル絵具で背景の色(風景)に同化させる。すると企業に属していたビジュアルイメージが無名化され、風景が持つ匿名性に帰る。さらに熱溶融形接触剤や蝋によりフォルムや色彩を曖昧化させる。消し去ることで残った漠としたイメージは、自然の中で経験する空気感や大気の湿度がもたらす彼方の記憶を意外なほど鮮明に思い出させてくれる。

プロフィール

1958年 秋田市生まれ、盛岡市在住  1981年 岩手大学教育学部特設美術科卒業  1989年 岩手県優秀美術選奨受賞

近年の個展、グループ展

2011年 私たちがIMA在ること 岩手県立美術館(盛岡市)

2012年 白い森の足跡 岩手町立石神の丘美術館(岩手町)

2014年 「森のしずく」 晴山倉庫Fine Arts(花巻市東和町)

2015年 「起伏ある風景へ」 ギャラリー彩園子Ⅰ・Ⅱ(盛岡市)

2016年  2016年のIMA 岩手の現代美術家たち 岩手県立美術館(盛岡市)

2017年 「凍土」 Cygアートギャラリー(盛岡市)

2018年 「道しるべ」 MORIOKA 第一画廊(盛岡市)

2019年  CORRESPONDENCE/LANDSCAPE 019 起伏ある風景へ 工房“親”(東京)

「辿りつかない峰-LINKS-」 晴山倉庫Fine Arts(花巻市東和町)

2021年  二十億光年の扉 長谷川 誠展 もりおか啄木・賢治青春館(盛岡市)

「霧の堆積 TSD-40改」 晴山倉庫Fine Arts(花巻市東和町)

作品収蔵:岩手県立美術館、萬鉄五郎記念美術館、岩手町立石神の丘美術館、諄子美術館ほか

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