この度　インプレクサスアートギャラリーでは、菅沼緑展を開催を開催いたします。
菅沼は、1946年に東京に生まれ、大学在学中より都内を中心に制作・発表活動をして来ましたが、2001年、東京の日常に飽き足らず岩手県東和町に拠点を移し、今日まで、精力的に制作活動を進めてきました。今展では、新作を中心に不定形の多数の作品を展示することにより、「かたちの力」が増幅され、また別の力が派生する空間が創出されます。「集合の魔術」ともいうべき今作品展をどうぞ心ゆくまでお楽しみください。

(作者のことば)
学生のころから彫刻に色をつけて制作をしてきています。色をつける事で「かたち」を強調できると考えたからでした。また、作品が平面的なのは「かたち」は輪郭で認識されると考えたからです。
そのように「かたち」を単純化して考えているのですが「かたち」そのものの意味については未だに不明です。もしかすると、意味などそこにはないのかも知れません。

アーティストプロフィール
1948年　豊島区長崎桜ケ丘第一パルテノン生まれ
1968年　日本大学芸術学部彫刻科卒業
1996年　神奈川県立近代美術館　「手の復権」
2008年　練馬区立美術館　「木のぬくもりとあそびの中から生まれた形たち展」
2017年 ステップスギャラリー「菅沼綠展」
2018年　萬鉄五郎記念美術館八丁土蔵ギャラリー「菅沼綠展」
2020年 ステップスギャラリー「菅沼綠展」
秋山画廊・ときわ画廊・ギャラリーホワイトアート等で個展を中心に活動中。
作品収蔵先:岩手県立美術館、北海道立旭川美術館、目黒区美術館、豊島区立熊谷守一美術館、カスヤの森現代美術館、佐久市立近代美術館